3月の定期メンテナンスで反応炉を支える台のボルト7本に破損が見つかった第2原発1号機(新北市)が20日に再稼働の予定だが、環境団体などはこれに反発、第2原発自体の全面的な運転停止を求めている。
第2原発を運営する台湾電力および監督機関の行政院原子力エネルギー委員会は、破損の原因は金属疲労としているが、同委員会の蔡春鴻主任委員は16日、立法院での報告で、想定外の圧力がかかった可能性など構造上の影響についてもさらに分析を進める必要があるとの考えを示した。
台湾には3つの原子力発電所があり、現在、第4原子力発電所(新北市貢寮区)が建設中だ。